asagi diary

浅葱色が好きな筆者が、夢中になる絵本や小説のこと、猫のことを発信する雑記ブログ

桜・お花見にちなんだ絵本。4歳5歳におススメ。お花見前にぜひ読んで。絵本厳選3冊!

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淡いピンク色や白色のコントラスト。桜は本当に、美しくてはかないですよね。

 

古来、桜は田んぼの神様と言われて、山からおりてこられた田んぼの神様をお迎えしてお祝いしたそうです。また、桜の花びらがその年の収穫の占いにも使われたそうです。

奈良時代には、桜よりも梅がお花見で人気があり、平安時代に入って桜が人気になったそうですよ。

 

桜が咲く前、お花見の前にぜひ読んでほしい絵本を、3冊おススメします。

読んでからお花見にいくと、また違った見方ができるかもしれませんね。

 

 

1.くものすおやぶん とりものちょう  秋山あゆ子 作

くものす親分シリーズが、私は大好きなんです。

頼りになりそうな親分に、子分のくも「はえとりのぴょんきち」が「御用」という提灯をもっていてかわいらしいですよ。

 

ありが経営する大繁盛のお菓子屋「ありがたや」に、何と盗人から手紙が届きます。

あり達は、すぐさま親分に相談します。

 

「今夜蔵の中の、お菓子をちょうだいする」

蔵の中には、春祭りのお菓子がたくさん入っています。

 

親分はおへそから糸を出して、蔵をぐるぐると蜘蛛の巣をはりました。

 

さて、いよいよ夜になりました。真っ白い雲が近づいてきます。なんだか不思議な雲。

真っ白い雲は蔵に体当たりをして、蜘蛛の巣は壊されてしまいました。

 

「しまった。あれがかくればねか。」

白い雲だと思ったのは、蛾のまゆでした。その中にお菓子を入れて動き出します。

 

ぴょんきちが、まゆに飛びつきます。まゆは部屋へとつっこみました。

「かくればね3兄弟がそう簡単に、つかまるものか。」

 

蛾の羽の模様を変えて、見事に隠れます。

「ちっ、にげられたか。風もねえのに、やけに桜が散るじゃねえか。」

 

そこだ。しゅぱぱぱぱっ

親分は見事に捕まえて、お祭りは大成功。

それから3兄弟は足を洗って、この町の運送屋になりました。

 

蜘蛛の巣親分のかっこいいこと!子供達にもとってもわかりやすいストーリーで、蜘蛛の事にも関心がもてそうですね。

 

読んだ後は、クラスで蜘蛛の巣親分のまねっこが、はやりましたよ。

女の子も男の子も。

4歳5歳からおススメです。

 

2.さくら 長谷川摂子 文・矢間芳子(やざまよしこ) 絵、構成

 リアルで淡いタッチの桜の花が、表紙の優しい絵本。

 

私はソメイヨシノ。

こんなにたくさん咲きましたから、ごちそうしましょう。

ひよどりさん、花の蜜を吸ってもいいですよ。

 

花は散る時がくるのです。

地面に花びらの雪がつもります。

 

桜が散った後は、「よく見て」と。葉っぱの赤ちゃんができているのがイラストでわかりやすく説明されています。

これを見ていると、桜の木のところまで行って、観察してみようという気持ちにもなります。

 

雨の恵みにも、感謝です。

 

夏がきた。さあ、みどりの夏の大盤振る舞い。

 

桜の葉っぱは衣替え。

四季折々の桜の木の様子が、目で見てわかります。

 

私の芽は寒さの中で、静かに生きている。

そよそよ春風が吹いてきて、芽が膨らんできた。

 

のびるのびる ぐんぐん みごとみごと!

 

桜の木の気持ちになって、読める絵本です。四季を感じて興味がさらに持てますよ。

おススメです。

 

 

3.おべんともって おはなみに   こいでやすこ 作

 きつねのきっこと、いたちのちいとにいが、お弁当を持って にこにこしているイラストが、なんだかほんわかします。

 

はなさき山へ、お花見に行く日です。

いたちは「ぼくらのお弁当は、サンドイッチといちごと はちみつジュース。」

きっこは「おにぎりと のりまきと いなりずし。」

ごちそうがいっぱいです。

 

ふくろうのろくすけを誘いに行きます。

うりぼう達がいっぱい。イノシシのお母さんが山菜取りに行く間、預かってます。

みんな一緒にいきましょう。

 

山で興奮して走り出したうりぼう達。きっこはすぐさま、おんぶ競争をしようと提案します。

おおざくらまで行って、お弁当を食べるのです。

 

おおざくらの下では、くまがお昼寝中。眠いからそっとしておきましょう。

 

きっこざくらの木の下で、お弁当を食べることにしました。

たくさん食べた後は、ぶらんこに乗ったりかくれんぼをしたり。

 

遊び疲れたうりぼう達が、だだをこねます。ちょっとこの表情がとってもかわいいです。よくみる光景だとは、思いませんか。たくさん食べて遊んだ後は、疲れてだだをこねますね。

 

きっこの「ひも電車に乗って帰ろうかな。」に反応して、うりぼう達はだだをこねるのをやめて、目を輝かせます。

がったん がったーん

うりぼう達はご機嫌です。

 

終点でーす。

お母さんイノシシがお待ちかね。子守りをありがとう。

楽しかったね。

 

この、きっこの起点の良さは見習いたいものです。

だだをこねた時のアイデアは、素敵ですよね。

 

 

まとめ

 桜が咲く季節。日本に桜が咲くことを感謝しますし、美しさに感動します。

お花見をする家族連れも、たくさんいます。

ぜひ、お花見前に読んでほしい絵本を厳選しました。

 

この季節は、新生活になったり進級、入学したりと周りの環境が変わる事も多いでしょう。

そんな時、意外とお子さんたちは緊張したり不安が強くなったりするものです。

不安から、おむつが取れたのにおもらしをしてしまったり、夜泣きをしたり。

イライラしたり。

 

このブログでは、心理カウンセラーの最上朝加さんのリンクを貼っています。

匿名で子育ての相談もしているので、ぜひお悩みの方はそちらのページも見てください。