6月21日は、父の日。父の日に読みたい絵本、厳選3冊。
2020年6月21日は、父の日です。
お父さんが出てくる絵本を読んでみては、いかがでしょうか。
パパのお仕事が判明するお話や、お父さんとこどもとのやりとりが素敵な絵本、お風呂が大好きなパパのお話です。
どれも、おススメですよ。
1.パパのしごとはわるものです 作・板橋雅弘 / 吉田尚令・絵
表紙は、迫力満点!プロレスラーのお父さんが、黒くて目の周りは赤いラインが入っているマスクをかぶって、大口を開けているのです。
今にも襲い掛かってきそう・・・。
パパがどんなお仕事をしているのか知らなくて、着いた先は体育館。
ゴングが鳴った
正義の味方ドラゴン・ジョージと、ゴキブリマスクとの戦い。
ずるい事ばかりをする悪役が、まさかの悪役マスクだったのだ・・・。
パパは、この姿を見せてくれてこう言った。
「パパは頑張って悪いことをしているんだ。わかるか?」
深いですね。パパのお仕事が、正義の味方とはかぎらないのです。
それを子供に伝えたパパの心情を思うと、胸がぎゅーってきます。
誇りをもって毎日頑張っていることが、伝わってきます。
そして、大切なことを伝えてくれているのです。
果たして、このぼくは理解してくれるのでしょうか。
必見です。
2.だるまちゃんとてんぐちゃん 加古里子・作・絵
だるまちゃんシリーズです。
この絵をみると、思わず手に取ってしまう一冊。
男の子のだるまちゃんのフォルムが、なんともかわいらしいですよね。
てんぐちゃんがもっているのは、天狗のうちわ。頭にはちょこんと黒い帽子をかぶっています。
だるまちゃんは、うらやましくて仕方がありません。
そこで、お父さんのだるまどんに“うちわがほしいよう””ぼうしがほしいよう”とお願いをするのです。
だるまどんは、一生懸命うちわや帽子を探します。そしてこれはどうかと出します。
しかし、だるまちゃんは気に入りません。
そして、「いいこと」を思いつくのです。
ですが、どんどんはきものや長い鼻が欲しくなってくるのです。
さて、どんなアイデアでだるまちゃんが変身するのか、見どころですよ。
作者は、91歳で3作同時発表をしたのが、最後の作品となりました。
「かまどんちゃん」「キジムナちゃん」「はやたちゃん」の3作は、社会的メッセージが込められているそうです。
ご冥福をお祈りいたします。
3歳から小学低学年むけ。
>3.じゃぶじゃぶパパ よこやまみなこ著
ボーダーパンツに、首からタオルをかけているカバのお父さんが表紙の絵。
ミニカーを持った子供の手足がちらっと見えます。
これだけで、なんだか微笑ましいですよね。
家族みんなが出掛けた時。その時がチャンスとばかりに、お風呂に入ります。
その姿が、とっても印象的で笑えます。
お風呂に入る時、スキップ?ジャンプ?しながら満面の笑みを浮かべて嬉しそうに入るパパ。
本当にお風呂でじゃぶじゃぶするのが、好きなんですね。リラックスできることが、手に取るようにわかります。
お風呂が苦手なお子さんをお持ちの方にも、おススメできます。
お風呂が好きになること、間違いなしですよ!
こんなお父さん、ほしいです。
そして、子どもと一緒にお風呂に入るのも楽しそう。子ども達も嬉しいでしょうね。
まとめ
以前ご紹介した「パパ、お月さまとって!」エリック・カール作もおススメです。
パパと娘とのやりとりが、とっても素敵なんです。しかも、しかけ絵本でインパクトが抜群です。
ぜひ、父の日を満喫してください。