日本と外国の昔話の絵本。厳選2選。
日本や外国では、長く語り継がれているお話がありますよね。
その中から、私の好きな絵本。そして、子ども達にも人気のある絵本を2冊ご紹介したいと思います。
1.3枚のおふだ 水沢謙一 再話 / 梶山俊夫 絵
このお話はとても有名です。新潟の昔話なんですよ。色々な出版社から絵本が出ているほどです。その中でも、私はこの絵本が好きです。
お寺の小僧が山へ出かけました。しかし、道に迷ってしまったのです。そうしているうちに遭遇したのが、何と山姥!
どうやって逃げるのか。果たして逃げ切れるのか!
読んでいるこちらも、手に汗にぎるほどです。
小僧は、便所の神様からもらった3枚のお札を使って、何とか逃げのびようとします。
そうして、やっとお寺まで逃げてきました。
しかし、お寺の扉はしっかりと閉められています。
「おしょうさま はや 戸を開けてくんなせ」何度も懇願する小僧ですが、おしょう様は身支度がなかなか整わないらしくて、戸を開けてはくれません。
さて、戸は開くのか。小僧は助かるのか。読んでのお楽しみです。
おしょう様のとんちが、面白いですよ。
絵が独特で、ついついストーリーに引き込まれる手助けをしてくれます。想像力が膨らんだり、小僧の気持ちをひしひしと感じるこの一冊。
必見ですよ。
2. 3びきのくま L.N.トルストイ 文 / バフネツォフ 絵 / 小笠原豊樹 訳
緑色の表紙には、3匹のくまがお洋服を着ています。
この絵本は、保育園にあるとついつい手にとってしまうようで、うばいあったりもしています。
それほど、親しまれているロシアの絵本です。
大きいくまと中くらいのくま、小さいくまが一緒に暮らしていました。
おかゆを作りましたが熱かったため、散歩にみんなで出かけることに。
そこへ、金髪の女の子がくまの家にやってきました。
大きな器のおかゆ、中くらいの器のおかゆ、小さい器のおかゆをどれもぺろっと一口ずつなめます。
そして、小さい器のおかゆがちょうど口に合いました。
全て食べてしまいます。おなかがすいていたのです。
おなかが一杯になった女の子。
3つの椅子に座りました。
どれも腰を掛けます。ぴったりだった椅子は、いったいどれだったのでしょうか。
女の子はなんと、椅子を壊してしまいました。
そして、ベッドへとむかいます。居心地のよかったベッドは一体どれでしょうか。
眠っているうちに、くまたちが帰宅しました。
さて、このあと一体どうなるのでしょうか。
楽しみですね。
まとめ
繰り返し読むことが、また面白いこの2冊。結末は読むうちにわかってくるのですが、ドキドキしてしまうんです。
こういう絵本こそが、ベストセラーになるのでしょうね。
おススメです。