asagi diary

浅葱色が好きな筆者が、夢中になる絵本や小説のこと、猫のことを発信する雑記ブログ

投資についての、おススメ本。

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 大切な事を子どもに伝えたい時、なかなかうまく伝わりません。また、こちらは話したくても子供が聞く準備ができていなかったり、年齢的にそぐわない場合だったりもします。

言葉にしてだめなら、手紙やブログに書くのも一つの手ですね。

そうすれば、子供が読みたい、知りたいと思った時にいつでも知る事ができるからです。

 

今日ご紹介する本は、ある父親が子供のために書いたブログをまとめたものです。

 

父が娘に伝える自由にいきるための30の投資の教え  ジェイエル・コリンズ 小野一郎 訳

 

このご時世、私は今まで以上にお金について考えさせられることが多くなりました。

浪費している部分はどこなのか、投資するにはどうすればよいのか。本当に投資って大丈夫なのか?

 

この本では、学生ローンについて語られています。

本当に危険なのは、ほかの借入金と異なり、学生ローンから自由になれないことです。破産しても残ります。墓の中まで、あなたを追いかけてきます。給料や社会保障の給付も返済原資に組み込まれます。だから、銀行は学生ローンを貸し出そうと躍起になるのです。

 

詐欺にあわないために。

「無料であげます」というオファーに弱い人。その裏に、何が隠されているのかをまず知るべきだと書いてあります。「無料に弱いことは、人食いざめに餌をやるようなものだ」と。

詐欺にあわないために、気を付けなければなりません。詐欺師は、あらゆる仕掛けをしてきます。「通常なら枠は空いてないのですが、新しく始めるファンドに、まだ少しだけ余裕があります。これまでの経験から、明日には枠は埋まってしまうでしょう。」と投資アドバイザーが言います。

 

詐欺師は、もはや単純ではありません。詐欺師にひっかかるのは

1.「自分はとても賢く、よくわかっているから引っかからないと考える人なのです。」

2.引っかかりやすいのは、あなたが得意とする分野です。詐欺師が仕掛けるときは、最も反応する人々を探します。人は得意分野では安心できて安全だと感じます。

3.99パーセントの真実に、最も効果的な嘘が覆われてその中に埋もれています。細かい字で書かれた契約書の細則の奥底に潜んでいます。

 

最後の章「子供に示した道 最初の10年間」では、娘に示した今後の10年間の歩み方です。

一部をご紹介します。

・借金をしない。利息を払っても手に入れたいと思うほど価値のあるものはありません。

・経済的に無責任な人とは付き合わず、まして結婚などをしてはいけません。

・働きバチになれというのではありません。仕事上のキャリアをできるだけ広く考えましょう。

確定拠出年金のような雇用者のサポートがあり、節税にもなるプランを見つけましょう。

・コストをかけずに生活する技を磨いて、多くの冒険にチャレンジしましょう。

・派手なライフスタイルという罠にはまらないように。

 

30代で会社に縛られないお金を蓄えて、経済的自立を達成すべく爆発的な成功を収めることでしょう。

そして、投資することは、リスクを取る事です。

投資を成功させたいなら、長期的な大局的な見方が必要です。

絶対的な安全を求める人もいますが、もちろん、そんなものは存在しません。

 

何をするにしても、なんらかの賭けをして、選択肢から一つを選ばなければなりません。その際に、恐怖や不安が強く働きすぎる事があると知っておかなければなりません。

恐怖の感情に支配されて決断してしまうと、それによりうまれるリスクがあることを理解しておきましょう。

恐怖にうまく対応しましょう。

 

まとめ

この本を読んで、とても参考になりました。ぜひ、読んでみてはいかがですか。