asagi diary

浅葱色が好きな筆者が、夢中になる絵本や小説のこと、猫のことを発信する雑記ブログ

生き物が気になる5歳6歳に、この絵本はいかが?6選!

 動物や魚について、興味を持つ子どももいるのではないでしょうか。どんどんと知識が増えて吸収していく時期。

 そんな時期に、もう少し詳しく知る機会を持ってみてはいかがでしょうか?

 

1.イワシ むれでいきる魚  大片忠明・作

 表紙から、リアルなイワシの顔のアップです。口を開けているイワシもいるので、口はこうやって開くんだと驚くのではないでしょうか。

 

 イワシって、キラリと光るんですよね。イワシが食べるプランクトンってなあに?そのプランクトンが、絵に描かれているため。あぁこれを食べるんだとわかります。

 鳥が海に潜ってイワシを捕まえる様子も、リアルに描かれています。大迫力!

 イワシは群れになって、食べられないように泳ぎます。クジラがイワシを食べたり、網に捕まってしまったり。

 

 イワシが卵を産む時は、神秘的です。卵から赤ちゃんが出てきて、大きく成長するまで危険をかいくぐり、生き延びるのは大変な事とわかります。

 

 お魚が苦手なお子さんもいるでしょう。ぜひ、そんな時に読んでほしい一冊です。

 

2.アザラシに会いたい  写真・寺沢孝毅

 アザラシって、丸っこくて目がクルクルしていて、かわいいですね。ごろんと岩の上で日向ぼっこをしている姿は、愛くるしいです。

 

 水中では後ろ足を上手に使って泳ぐ姿が、写真で見ることができます。

 水面からちょこんと顔をだしたり、流氷の上で横たわる赤ちゃんが、もうすぐ独り立ちする説明が載っています。

 

 写真を見るだけでも、動物を愛おしく思えるこの本。アザラシのことが、余計かわいく思えますよ。

 

3.ワニのへやのおおそうじ  あべ弘士・作

 動物園の飼育係が、困った出来事を語っていきます。

 ワニの担当になり、ちょっぴり怖いけれども、ワニが快適に過ごせるように部屋の温度を暖かくしたり、1週間に一度の餌やりは生肉に突進してくるから大変な事など、知らない事ばかりなので読んでいて面白くなりました。

 

 今度、動物園でワニを見たら今までとは違った見方をするのかなーなんて、思います。

 ワニの部屋のガラス拭き、私はやりたくないなーと思いました。飼育係さんは、頑張ってますね。

 動物園に行く前に、ぜひ読んで。

 

4.おいだらやまのくま  米田一彦・文  田中豊美・絵

 くまが生きるために、他のくまに牙でかみついて追い払ったり、食べ物を必死で探して食べたり。冬を越すのために、穴に入ります。そうです、冬眠ですね。

 出産をして子育てしながら、くまは食べ物を探します。くまが食べた物はフンとなり、フンの中のヤマザクラのタネから若芽がでます。

 くまは森を育て、森はくまを育てる。くまの一年を知ると共に、森の恵みを感じられる絵本ですよ。

 くまについて知りたいなら、この絵本をおススメします。

 

5.おいだらやまのよる  

米田一彦・文  田中豊美・絵

 おいだらやまが夜の闇に包まれると、モモンガが活動を開始して、さるなしの実を食べます。でも、襲われないように耳をまわし、目を光らせながら。

 

 夜の闇の中であかねずみやきつね、うさぎやてんなどたくさんの動物が活発に動いており、獲物をとったりしている様子をリアルに描いています。

 

 結構迫力があって、獲物を追うもの、逃げるもの。生きているのを実感します。

 

6.とりよ、とり  かなざわめぐみ・作

 男の子が豆をまくと、どこからともなく鳥がやってきます。そして、どんどん鳥は集まってくるのです。

 

 豆をまきながら、男の子も一緒に豆を食べる時があります。思わず笑ってしまいました。

 たくさんの鳥に餌をやり、そのまま家の中まで連れてきてしまうんです。

  男の子は鳥の目を見ているうちに、何と鳥たちの住む広い世界を見たのです!豆を食べ終えると、鳥たちは大空へと羽ばたいていったのでした。

 さて、男の子は何を思ったのでしょうか?

 羽ばたいて広い大空を翔べる鳥は、素敵だなと思います。

 

まとめ

 動物や魚の図鑑に、興味を持ったりする頃ですね。これらの絵本は図鑑とはまた違って、ストーリーになっており動きもあるので、より生態がわかるかと思います。

 面白いと思ってくれたら、嬉しいですね。