4〜5歳に読んであげたい!心がポッカポカになる絵本。5選
私の大好きな絵本の中から、子どもたちに人気のあった絵本を5冊、紹介したいと思います。本屋さんではあまり見かけませんが、素敵なお話ですよ。
1.くまどんときつねどん 作・さくらともこ 絵・にしうちとしお
くまどんは、とっても大らかすぎるんです。畑を耕していると、きつねどんがやってきます。
「くまどん、この種まかない?おいらも手伝うよ。1人より2人の方がずーっと早くできるってもんさ。」と。
でも、きつねどんはサボってばかり。畑でできたものは、半分こしようと言うのです。
畑の上に出来たのはくまどんにあげるよ。下に出来たのは、おいらがもらうよと。
そして、大根の葉っぱだけをくまどんにあげて、自分は大根をぜーんぶ持って帰ってしまいました。
次に育てたのは、カボチャです。今度は、地面の上に出来たのはきつねどんがもらう事に。働くのはやっぱり、くまどんだけ。そして、カボチャをぜーんぶ持って帰ってしまいました。
さて、次にくまどんが蒔いた種は何だったのでしょうか?今度は1人でやると言います。
ズルしてたのがバレちゃったと、きつねどん。しかし、暖かい春に出来た物とは?
それをきつねどんに、プレゼントするなんて、くまどんはどこまでお人好しなんでしょうね。
さて、きつねどんの心は変わるのでしょうか?
人を信じる事で、何かが変わるのか?!心が育つこの時期に、ぜひおススメです!
2.3匹のこぶたとちいかみちゃん 作・あさのななみ 絵・長浜宏
3匹のこぶたちゃんの家に、お隣のおおかみの赤ちゃん、ちいかみちゃんを預かる事になりました。
積み木で遊ぶと、ちいかみちゃんが投げた積み木が、こぶたちゃんに当たってしまいます。こぶたちゃんは、お母さんぶたの所へとんでいきました。
でも、お母さんは「赤ちゃんだから、許してあげて」と。
次に、車のオモチャで遊ぶと、積み木で車を叩いて壊してしまいました。
でも、お母さんは「赤ちゃんだから、許してあげて」と。そんな〜。
紙はビリビリ破くし、終いにはこぶたちゃんのお尻をガブリ!それでもお母さんは「赤ちゃんだから...。」と言うのです。
納得のいかない3匹のこぶたちゃんたちは、怖い顔。すると、ちいかみちゃんは泣き出してしまいました。
そんなちいかみちゃんをあやしながら、お母さんぶたは、「おおぶたちゃんは、小さい頃何でもなげたのよ。赤ちゃんはみーんな同じね。」と、話し始めます。
そこへ、おおかみさんがお土産を持って迎えにきました。赤ちゃんは、ケーキやたい焼きは食べられないね。あー、赤ちゃんじゃなくてよかった。また、遊んであげるね、と赤ちゃんに触れたこぶたちゃんたち。
小さい子をいたわる心が、育ちますように。
3.こどものともセレクション まあちゃんのながいかみ たかどのほうこ 作
まあちゃんのながいかみ (こどものとも絵本) [ 高楼方子 ]
はあちゃんとみいちゃんは、髪が長いのが自慢です。まあちゃんは、ショートカットです。はあちゃんとみいちゃんは、背中が隠れるくらいに髪を伸ばすと話します。
すると、まあちゃんは、もっとずっと伸ばすと言うのです。
橋の上からおさげを垂らして、魚に釣るのよと。海苔巻きみたいに体に髪を巻いたら、外で眠れるのよと。
私がお気に入りなのは、シャンプーつけて洗った時です。凄くまあちゃんが気持ちよさそうに、洗っているんですよ。最高な気分でしょうね。
そんな話を聞いて、皆でうっとりとするというお話。夢があって、素敵です。想像力を掻き立てる、素敵な作品です。
4.こどものとも まげすけさんとしゃべるどうぐ 太田大輔
マゲを直す髪結いさんの名前を、まげすけさんと言います。
いつも、家の道具に話しかけるのです。
そんなある日、しゃもじがまげすけを起こしにきます。ビックリしたまげすけさん。順番に話をしたいと言うのです。
嬉しくて、まげすけさんは仕事にしゃもじの「しゃもじろう」を連れて行きました。しばらくすると、喋る道具は噂になりました。
しかし、悪者はいるのです。大八車ごと盗まれてしまいました。取り返しに行くと、悪者たちは喋る道具とは知りませんでした。
まげすけさんが危なくなると、道具たちはピカリピカリと光だし、道具が化けたと驚いて悪者たちは逃げて行きました。
道具がお喋りする、面白いお話。興味を持つこと間違いなし!
5.こどものとも だるまちゃんとにおうちゃん 加古里子 作・絵
だるまちゃんとにおうちゃん (こどものとも絵本) [ 加古里子 ]
だるまちゃんがお寺の前を通ると、松ぼっくりを拾って遊んでいる子たちがいました。松ぼっくりを木から落とそうと、だるまちゃんは木をゆすります。
でも、松ぼっくりは少し落ちてきただけでした。
お寺のおしょうの孫が出てきました。体が大きいので、「におうちゃん」と呼んでいました。におうちゃんとだるまちゃん。どちらが力持ちか、力比べをすることに!
すもうや綱引き、腕組みずもうなどの力比べをたくさんしました。
さて、勝敗はいかに?
におうちゃんと仲良くなりました。
最後のページには、すぐにとんとんずもうで遊べるページが付いています!
読んだ後、ぜひ遊んでみてはいかがでしょうか?
まとめ
どれも4〜5歳の子どもには、感じるところがある作品ではないでしょうか。友達や小さな子をいたわる気持ち、そしてこんなんだったら楽しいだろうな〜と、想像するのは素敵な事だと思います。