asagi diary

浅葱色が好きな筆者が、夢中になる絵本や小説のこと、猫のことを発信する雑記ブログ

林明子さんの絵本。4から5歳に読んでほしい、厳選3冊!

大好きな絵本をご紹介します。相手の気持ちが考えられるようになってくる、4〜5歳の時期にぜひ読んで、心を揺さぶられてほしいです!

 

1.こんとあき 林明子 作


こんとあき (日本傑作絵本シリーズ) [ 林明子 ]

 ぬいぐるみのきつねのこん。何と、こんのぬいぐるみの型紙まで載っているんですよー。嬉しいですね。

 こんは、あきが生まれる前から家にいました。あきが生まれてから、ずっと一緒にいたこん。あきが成長するにつれて、こんは古くなっていきます。ある日、こんの腕にほころびが出来てしまいました。砂丘町のおばあちゃんに直してもらうため、こんとあきは電車に乗って旅行に行きます。ぬいぐるみなんですが、歩いたりお喋りしたりと、まるで人間のよう。表情もとっても豊かなんですよ。だから、可愛げがあるのでしょうね。

 ほんわかして、あたたかーいストーリー。ぬいぐるみを愛おしく感じる気持ちがよくわかります。

 砂丘の感じが見事に表現されていて、歩きたくなってきます。また、あきの表情も素敵でリアルです。あきが、ぬいぐるみを大切にする気持ちは、誰もが共感できるのではないかと思います。おばあちゃんに果たして無事、会えるのでしょうか?あなたは最後、知りたくはありませんか?知る価値がありますよ。

 

2.クリスマスの贈り物

「サンタクロースとれいちゃん」「ズボンのクリスマス」「ふたつのいちご」の3冊のミニ絵本セット


クリスマスの三つのおくりもの 全3冊 (日本傑作絵本シリーズ) 林 明子 著/福音館書店【知育絵本】【しかけ絵本】【読み聞かせ】【ギフト】【贈り物】【プレゼント】【ラッピング無料】【店頭受取対応商品】

 林明子 作

 どれも手の平サイズで、読みやすいし持ち運びしやすいです。夢があるストーリーなので、ぜひクリスマスの前に読んであげたいですね。

 れいちゃんが、サンタクロースのプレゼントが待ちきれなくて、目を覚まします。サンタクロースを見つけますが、袋からはプレゼントが次々と落ちていきます。サンタクロースは全く気付きません。さて、れいちゃんは望んだプレゼントをもらう事が出来るのでしょうか?

 おばあちゃん家のクリスマスパーティーにもう出かけるのに、ズボンをはかずに遊ぶもっくん。ズボンは待ちきれずに、外へ飛び出します。さて、もっくんとズボンは一体どうなるのでしょうか?

  クリスマスケーキのイチゴを探しに、かすみちゃんは出かけます。でも、前にイチゴがなっていた場所には葉っぱがあるだけです。さて、うさぎの冷蔵庫とは?

 素敵なお話ばかりで、私の宝物の絵本セットです。ぜひ、一緒に読んではいかがですか?感動します。

 

3.いもうとのにゅういん  筒井頼子 作・林明子 絵

 あさえは幼稚園から帰ってくると、妹のあやちゃんがぐったりして、お母さんにおんぶされています。しばらくして、あやちゃんは入院して手術をすることになりました。心配になる心情が、絵の表情でよく伝わってきます。雷の鳴る中、一人でお留守番して益々心細くなります。あさえは、あやちゃんに何か出来るこはないかと考えるあたり、姉妹愛ですね。普段、お人形の取り合いになりケンカをよくする姉妹。でも妹が病気になった事で、成長する姿やいたわる心がよくわかります。


いもうとのにゅういん (こどものとも傑作集) [ 筒井頼子 ]

 兄弟姉妹のいるお子さんを持つ方は、ぜひ読んであげたてほしいです。

 

まとめ

 林明子さんの絵が、細かいです。表情が豊かなところが好きなんです。

 そして、どの作品もストーリーがファンタジーを感じて、読んでいてワクワクしたりじーんと感動します。オススメです!