asagi diary

浅葱色が好きな筆者が、夢中になる絵本や小説のこと、猫のことを発信する雑記ブログ

酒井駒子の何とも温かくて、考えさせられる絵本。厳選3選!

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 私が酒井駒子さんの絵本を手に取ったきっかけは、絵のぬくもりを感じたからです。それから、中身を読んでみるとまあなんて可愛らしくて、しかし可愛らしいだけではなくて。何か大切な物を読者に訴えかける、そんな絵本なんです。絵と共に楽しんでほしいです。

 

1.ぼく おかあさんのこと

 この絵本は、ぜひ男の子をもつお母さんに読んでほしいです。子供うさぎが、お母さんのことを「キライ。」と言うのです。しかし、その表情といったら言葉とは正反対なんです。なぜキライなのか、なぜそんな言葉を発したのか。子供目線での理由がある事がよく分かります。結婚というキーワードが出てきますが、3歳児から5歳児でよく聞く言葉なので、思わずくすりと笑ってしまいました。子供が出ていった後の、2ページ後をぜひ見てください。お母さんの表情や言葉がない間合い。その間合いを描くのが、とても上手いなと思います。本当に著者の伝えたい事がヒシヒシと伝わってきます。絵も著者が描いていて、私はこの絵が大好きなんです。あたたかさが伝わってきて、表情がどれも素敵です。

 ぜひ、お子さんを膝の上にのせて読んでくれる事を、おススメします。

 

2.よるくま

 綺麗なブルーの絵本に、黒いくまが目を惹きます。男の子がママに、昨日の夜に来たくまのこの話を始めます。そのくまのこの名前は、よるくま。お母さんがいなくなっちゃったと泣くので、一緒に探しに出かけます。さて、よるくまはお母さんくまに無事会う事が出来るのでしょうか?最後は一体どうなるの?

 可愛らしくて、夢があるそんな素敵なお話。ぜひ、夜眠る前に読んでいただきたいと思います。可愛くて、くまのぬいぐるみが愛おしくなる事間違いなし!

 

3.よるくまクリスマスのまえのよる

 よるくまのシリーズ。マフラーを巻いてこっちを見ている、つぶらな瞳が印象的なよるくまの表紙。

 サンタさんが来てくれるのか、心配な様子の男の子。だってぼくは悪い子だから、、、。そんな時にドアをノックしてきたのは、よるくまでした。クリスマスツリーに飾ってあった飛行機に乗って空を飛びます?そうしているうちに、さて男の子は何を見るのでしょうか。

 男の子の心の動きがよくわかり、共感できると共に、我が子もこんな気持ちになったのかしら?毎年クリスマス前はそうなの?と、思わず問いかけてみたくなります。

 クリスマスの前に、ぜひ読んでみてはいかがでしょうか。心がポカポカしてくる、そんなお話ですよ。

 

まとめ

 これらの絵本は、私にとっての宝物です。もちろん子供も大好きでした。それはきっと、大切な何かを教えてくれるから。子供に何か伝えたい時、言葉で言っても反発されたり、うまく伝わらない事ってありますよね。そんな時、伝えるツールの一つとして、酒井駒子さんの絵本を読む事をおススメします!意外にすっと伝わる事も、あるはずですよ。