asagi diary

浅葱色が好きな筆者が、夢中になる絵本や小説のこと、猫のことを発信する雑記ブログ

爬虫類ならこの内山晟さんの写真集!アミタイツにヘビメタの爬虫類

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おかしなオカシなおかしなヤツら   撮影・内山晟

 

 私はトカゲが好きなのです。あの、つぶらな瞳が好きなのです。そして、草食のトカゲよりも肉食のトカゲが好きだと、わかりました。そうは言っても、飼育した事がある爬虫類は、トカゲと亀だけですが。

 この写真集は、色々な種類のトカゲがたくさん載っているのです。書店でパラパラとめくって一目惚れ!これも何かの縁。すぐさま購入した次第です。

 トカゲ以外にも、リクイグアナにウミイグアナ、カエルや亀、ヘビも載っています。写真だけではなくて、ところどころ写真や生き物の説明が載っています。写真集の中で私が一番好きなショットは、レインボーアガマが2匹同じ方向を向いている写真です。一体何を2匹は見ているのかが、気になるところです。体の色が青色から薄い青色になり、やがて紫色の美しいグラデーションになっているのが、目を惹きます。また、ウミイグアナが岩肌にしがみついている姿や、岩のくぼみの水たまりで水を飲もうとする姿は、ガラパゴスでの生きる過酷さを感じとれ、どれも素敵な写真だなと思います。内山晟さんは、動物が本当に好きなのだなと、写真からヒシヒシと伝わってきます。

 私は爬虫類の中で、ヘビが苦手なんです。昔はアオダイショウの尻尾を持って、ブンブンと振り回した事が一度あります。しかし、その数年後赤ちゃんヘビがかわいいと撫でていたら、指をガブっとかまれてしまって、、、。その事がきっかけとなってしまい、ヘビへの苦手意識が強くなりました。よく観光地へ行くと、首にヘビを巻いて写真を撮りませんか?というのを見かけます。もう、それもチャレンジしようとは思わなくなりました。そんな私でも、ここに載っている写真の中のヘビは、活き活きとしていて見ていると親しみすら湧いてくるのです。不思議なものです。そこが、カメラマンの凄さなのかもしれませんね。

 

 「アミタイツ、プリンス、ヘビメタ、ぬるぬる、鎧、暗闇、青江三奈。以上の言葉から爬虫類を連想する人全てに贈ります。」これは、この写真集の帯に書かれた文章で、内田春菊さんが書かれました。なんともインパクトがある文章なのでしょう。さすがです。これを読んだら、早く写真集を見てみたいと思ったの方が多いのではないでしょうか。

 爬虫類の魅力を存分に引き出している写真集!これほどまでに、爬虫類の魅力が伝わってくる写真集はかつてあったでしょうか?これを見ない手はありませんよ。