asagi diary

浅葱色が好きな筆者が、夢中になる絵本や小説のこと、猫のことを発信する雑記ブログ

「ちか100かいだてのいえ」不思議を知りたい!生き物への興味が湧く絵本。おススメ

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「ちか100かいだてのいえ   いわいとしお」を読んで。

 私が考える、この絵本のステキなポイント!

 

1.絵本の開き方が面白い

 まず、絵が可愛らしいです。縦開きをする、面白い絵本です。縦に開くと、かなり縦長になります。開くのはちょっと大変な子どもがいるかもしれません。でも、縦長のページは、上から下に向かって地下へと降りていくんです。地下が深い事がよくわかります。また、階段を指でたどったり目で追う楽しみもあります。地下を表現するなら、この縦開きが良い事が実感できます。作者はよく考えたなと、関心しました。ひらがななのも、小さな子どもが読めて嬉しいですね。

 

2.地下への興味がかきたてられる

 地下ってどうなってるのかな?って、皆さんは一度は考えたことがあるのではないでしょうか?「地下を覗いてみたい」という欲求を、満たしてくれる絵本です。ファンタジーにあふれています。

 地下を想像した時に、人それぞれ思い描く地下は10人10色かなと思います。この絵本の描いている地下は、私が考えた地下とはまた違っていて、そこが好奇心をかきたてられると考えます。

 

3.動物や昆虫がたくさん出てくる

 はしごや階段を、どんどん降りていきます。そのはしごなどの素材や形がまた違うのも、興味津々なる事間違いないでしょう。地下ではうさぎさんに会ったり、蝉さんやみみずさんなど、色々な昆虫や動物の生活を垣間見ることができるのも、面白い発見があるポイントとなります。

 

4.最後は?

 ここまで降り進んでいくと、最後の100階は一体どんなパーティーが開かれるの。どんな部屋なの?もう、早く知りたくて仕方なくなる子どもが出てくるのでは、ないでしょうか。

 1階ずつ、きちんと?読み進めて最後を楽しみにする子どももいるでしょう。反対に、先に100階を見てしまう子どももいるでしょう。どちらが正解で、どちらが間違いとかはないと思います。でも、私はやっぱり1階ずつ読みました。1ページをじっくり見て想像するのが好きなタイプなので、一日ではとても終わらなくて、数日かけてようやく100階にたどり着きました。私は楽しみを最後にとっておくタイプなんです。皆さんは、どうなんでしょう?

 

まとめ

 色んな楽しみ方がある絵本です。お子さんと一緒に読んで、ああだこうだと言うのも楽しそうです。また、大人が一人で読むのも楽しいですよ。子どもが夢中になれる絵本で、じっくり読めるし別の日に読むと、また前回とは違ったステキな所を見つけたり、生き物の生態を知るチャンスだと思います。この絵本を読んで、生き物への興味や、不思議な事を知りたいなという気持ちが持てれば、嬉しいと思いおススメします。