asagi diary

浅葱色が好きな筆者が、夢中になる絵本や小説のこと、猫のことを発信する雑記ブログ

親子で読んでほしい深〜い絵本。しろくまちゃんシリーズ、厳選2冊。

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 わかやまけん さんの絵本の、しろくまちゃんシリーズです。こぐまちゃんも出てきて、やりとりをします。そこには、しろくまちゃんの心の変化が。おススメです。

 

1.しろくまちゃんのほっとけーき

 表紙から、大きくて美味しそうなほっとけーきが、目に飛び込んできます。ほっとけーきは8枚も重なっていて、湯気がたっています。いかにもホカホカしていて美味しそうで、よだれが垂れてきそうです。

 エプロンをつけているしろくまちゃん、かわいいです。

 冷蔵庫のあるイラストは、しろくまちゃんの右耳が、卵なのか右耳なのかと疑問に思う方が多いようです。一体どっちなの?下の段の白い物が二つ並んでいるのは、卵のように見えます。それと大きさを見比べるとずいぶんと違うので、あれって思った事で一緒に何だろうね?と考えるのも、楽しいかもしれません。

 この絵本は、リズム感があって読みやすいですし、子どもも言葉が入っていくようです。数回読み聞かせをしていると、「ぽたあん  どろどろ、、、」と一緒に言い始める子どもがいます。その子どもの表情が、すごく楽しそうなんです。あ、かわいいなーなんて、思います。

 お料理ってこうやって出来るんだと、わかります。お料理して大きなほっとけーきが出来上がりました。それをお皿にうつして、お友達と一緒に食べ美味しいと言ってもらえたしろくまちゃん。きちんと洗い物までして、終わりになります。お料理を始める所から、最後洗い物まで一連の流れが書いてあります。

 これもまた、表情が全く変わらないしろくまちゃんたち。でも、ほっとけーきを親と一緒に作って、大きなほっとけーきが上手にできて、お友達と一緒に食べる楽しさや、お友達に美味しいと言ってもらえた事。表情はなくても、感情が伝わってきます。自分で考えて何か感じとって、と作者が言っているのかなと思います。だから、あえて無表情なのかなと。

 これを読んだら、間違いなくほっとけーきが食べたくなりますよ。読んだあと、親子で一緒に作るのもよいかも楽しそうですね。おままごとをするのも、盛り上がる事間違いなし!おススメです。

 

2.しろくまちゃん ぱんかいに

 9種類でしょうか、パンが表紙にたくさん描かれていて、思わずどのパンが食べたいかなーと選んでしまいます。

 お母さんとおつかいに行きます。手紙をポストに入れたり、車に気をつけながら八百屋さんやパン屋さんに行きます。これを読むと、お母さんやお父さんと一緒に買い物に行った時を、思い浮かべるのではないでしょうか。

 ページが進むと買い物袋に食べ物が入って、買い物をした事がわかります。嬉しいですよね。そして、何でも買ってもらえるわけではありません。誰もが経験しているのではないでしょうか。買ってほしかったけど、買ってもらえなかった気持ち。もやもやの気持ちのまま、帰り道。すべり台を滑って、お母さんが気持ちを汲んでくれたようです。最後は買い物袋から、買ったものを広げて今から夕食の支度のシーン。

 何げない生活の1シーンですが、しろくまちゃんの気持ちの変化や、しろくまちゃんとしろくまちゃんのお母さんとの信頼関係、絆があるからこそなんだなと思いました。

 

まとめ

 うーん。かわいいだけではなくて、深〜い絵本だと思います。ですから、わかやまけん さんの絵本は好きなんです。思わず頷きながら読んでいる、そんな自分がいます。お子さんに言葉では上手く伝わらないこと、絵本を使って伝えるのも素敵かなと思っています。