asagi diary

浅葱色が好きな筆者が、夢中になる絵本や小説のこと、猫のことを発信する雑記ブログ

お父さんに読んでほしい、父の日におススメ絵本!厳選3選

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 さて、もうすぐ父の日。父の日は、子供に何かしてもらうと考えているお父さんが多いのではないでしょうか。ですが、私はぜひ父の日だからこそお父さんに、絵本の読み聞かせをしてほしいのです。絵本の読み聞かせは、単に読むだけではありません。子供との密なコミュニケーションが取れるのです。そして、子供は好きな絵本と読んでくれたシチュエーションを覚えているものなのです。読んでもらえた事で、ますますその絵本が好きになる事間違いなし。

 

1.パパ、お月さまとって   エリック・カール

 まず絵に魅了されます。どのページの絵も、素敵なんです。こんな絵が活き活きと描けるなんて、羨ましい。筆で描いた軌跡が美しくて、色鮮やかです。隣り合う色がまた、お互いを引き立てているようです。日本ではこの様な色使いはしないです。この方の他の絵本に動物の絵がたくさん出てくる作品がありますが、動物の毛並みは一色ではない事を伝えてくれます。小さな頃にこの絵本を見る事で、例えば人間の肌の色はベージュとインプットされないのではないでしょうか。色彩感覚も養われる一冊だと考えます。

 お月さまがまた本当に素敵に描かれています。モニカの一言で、パパがはしごを使ってお月さまを取りに行く姿は、子供心をくすぐる事、間違いないでしょう。そんな願いを叶えようとするパパの姿を見たら、子供は誰だって嬉しいですよね。何て素敵なお話でしょう!

 お月さまが大きくなったり小さくなったり、小さな頃に誰もが一度は不思議に思う様もきちんと描かれています。

 仕掛け絵本でもあるこの一冊。ぜひ、パパに読んでほしい一押しの絵本です。

 

2.おちゃのじかんにきたとら   ジュディス・カー

 とらの表情が優しくて、親しみを感じます。大きくて、ふかふかしているとら。そんなとらが、おちゃのじかんに、突然呼び鈴を鳴らして来たのです。食べ物を出すと豪快な食べっぷりを披露してくれますが、なかなかお腹がいっぱいにならない様子。そしてそんなとらを、ソフィーもおかあさんも怖がる事なく、おもてなしをし続けます。

 さて、とらが帰った後に帰宅したお父さんは、一体どうしたのでしょうか。続きをあなたは知りたくありませんか。

 

3.ねずみのとうさんアナトール    イブ・タイタス

 表紙のねずみが目がクリクリしていて、かわいいなと思って手に取りました。ある夜、いつものように人間の家に忍び込みエサを探しにきたおとうさんねずみのアナトールと友達ガストン。そこでアナトールは人間がねずみを軽蔑している事を始めて知り、ショックを受けます。それを妻ドーセットに相談して、人間に何かお返しをしようと考えます。お返しは、食べ物の感想を書いた不思議なカードで、アナトールは記名する事を忘れませんでした。さあ、その不思議なカードが起こした、素敵な出来事が!おとうさんは子供たちに尊敬されるのです。心温まるこの絵本。ぜひお子さんに読んでみてはいかがでしょうか。

 

まとめ

 この3冊。いづれも素敵だなと思います。ぜひお父さんがお子さんのために読んで、心を通わせていただけたらと思います。父の日という行事が、良い機会となります。普段お仕事などでお忙しいとは思いますが、ぜひこの日はお子さんのために時間を作っていただきたいと思います。