大みそかに読みたい絵本。厳選3冊!
2019年ももう、残りわずかとなりました。
我が家は大掃除に追われています。皆さんはいかがですか。
さて、今回はそんな大みそかに読みたい絵本をご紹介します。
1.ぐりとぐらのおおそうじ 中川りえことやまわきゆりこ
これは、春の朝の大掃除のお話なのですが、同じ大掃除で面白い絵本なので、ぜひご紹介したいと思いました。
「家の中がほこりだらけ。」とびっくりした二匹。
そして、大掃除をするための服をします。
それがまた、かわいいのです。ほこりよけのマスク、ゴーグル、帽子の姿。まるでスキーです。
掃除道具も、読み手の子供たちにとっては魅力的ではないでしょうか。
ほうきにちりとり、ぞうきんにバケツ。
そして、自分がぞうきんになろうという発想は奇想天外で、面白いです。
穴あきのセーターを着たり、カーテンを体に巻き付けたりして。
うさぎのキックが、ぐりとぐらの家の中を外からのぞいて、びっくり。「ぎゃっ、ぞーきんおばけとほうき・はたきおばけがいた」
うさぎの仲間に大慌てで、報告しにいきます。
うさぎたちは、みんなでぐりとぐらの家にいきます。
でも誰もいなくて、テーブルにはおやつが。
大掃除のおわったぐりとぐらと一緒に、おいしい人参クッキーをたべました。
大掃除も無事終わってのおやつタイム、お疲れ様と言いたいです。
>2.ノンタンおやすみなさい キヨノサチコ 絵・作
ノンタンは夜「ぼく、寝ない。」とおめめぱっちりです。
寝ているうさぎさんの家に行きます。
「あーおーびーまーしょ。」夜なので、3匹はぐっすりです。
ノンタンは次にことりの家へ、そしてくまさんの家にも遊びに行きます。
でも、みんな寝ています。
しょんぼり歩いていると、ふくろうさんが話しかけてくれました。
そして、夜行性のふくろうさんと鬼ごっこです。
喜んだのは束の間、暗くて大きい石にぶつかって 「いたたた」
パッシャーン 「うっひゃあ」大きな水たまりでずぶぬれです。
やーめた 何もみえないんだもん。おやすみ。
ノンタンはシャワーを浴びて夜はやっぱり寝たほうがいいと、気づいたようです。
おやすみなさい。
3.松谷みよ子あかちゃんの本 もしもし おでんわ 絵・いわさきちひろ
水彩画に惹かれます。
なんてすてきな絵なのでしょう。
そして、電話というアイテムは、あかちゃんにとっては魅力的ですよね。
1歳くらいになると電話のおもちゃを取り合う風景を目にします。そして、あちらこちらで「もしもし」「もしもしママー?」と。
この絵本では、「もしもし モモちゃんです。まだねむたいの」
おひさま もう朝ですよ。と優しく語り掛けます。
まるでおひさまが、包んでくれるようです。
あひる もう顔を洗ったよ
のはらのタンポポ そしてちょうちょ
ジリリン だれも出ません
モモちゃんは おさんぽ。あひるとちょうちょとおひさまと。
のんびりほんわかした、やさしい作品です。
ぜひ1歳から2歳のお子さんに読んであげてくださいね。
まとめ
どれも好きな絵本です。
年末のあわただしい時期に、大掃除のお話や夜寝たくないというお話、電話のお話を読んで親子の絆を深めていただけたらなと思います。